ラダースタック - シンギュラー・デスティネーション(デバイスモード)

ドキュメント

RudderStackはオープンソースの顧客データプラットフォーム(CDP)であり、企業が顧客データを収集、統合し、さまざまな宛先にルーティングすることを可能にします。顧客データパイプラインを管理するための一元化されたプラットフォームを提供し、企業はウェブサイト、モバイルアプリ、サーバー、クラウドサービスなど様々なソースから簡単にデータを収集することができます。

Singular SDKはRudderstackのプラグインとして利用可能で、「デバイスモード」デスティネーションと呼ばれています。以下の説明は、RudderstackにSingular Destinationを追加する方法を説明しています。

この統合はRudderstackによって構築され、保守されています。実装中に問題が発生した場合は、Rudderstackにご相談ください。

ガイド エンジニアリングチーム
前提条件 この記事では、 Rudderstack iOS、Android、React Native、または Cordova SDKがすでに アプリに統合されていることを前提としています デバイスモードとモバイルSDKの詳細については、Rudderstackのドキュメントを参照してください。

このインテグレーションを使用するには、iOS(Native Obj-CまたはSwift)、Android(JavaまたはKotlin)、React Native、またはCordova用のRudderstackのモバイルSDKを使用する必要があります。このインテグレーションは他のフレームワークとは互換性がありません!

サポート内容
  1. 基本インストール属性
  2. SkAdNetwork サポート
  3. Apple検索広告のアトリビューション
  4. カスタムアプリ内イベントトラッキング
  5. 収益トラッキング
  6. カスタムユーザーID
サポート対象外
  1. METAインストール・リファラー・アトリビューション
  2. ディープリンク
  3. 限定的なデータ共有サポート

他のフレームワークのサポートが必要な場合、またはSingular SDKが提供する「全機能」をご希望の場合は、Rudderstackとは別にSingular SDKを実装する必要があります。SDKオプションとフレームワークについてはこちらをご覧ください。

はじめに

  1. RudderStackダッシュボードからソースを追加します。次に、デスティネーションのリストからSingularを選択します。
  2. デスティネーションに名前を割り当て、Continueをクリックします。

接続設定

Singularをデスティネーションとして正しく設定するには、以下の設定を行う必要があります:



  • APIキー:Singularの「SDKキー」をここに入力します。これは必須項目です。
  • シークレット:Singularのシークレットを入力します。これは必須フィールドで、RudderStack iOSおよびAndroid SDKとのデバイスモード統合に必要です。

    Singularダッシュボードの"開発者ツール > SDK統合 > SDKキー "からSingularの"SDKキー "を取得してください。


    注:「クラウドモード」インテグレーションでは、APIキー(SDKキー)のみを入力します。
    シークレット」は空白のままにしてください。

  • セッションイベント名:この設定はクラウドモードでイベントを送信する場合にのみ適用されます。
  • イベント送信にはデバイスモードを使用します:AndroidまたはiOSプラットフォームを使用している場合、この設定を有効にするとデバイスモードでイベントを送信できます。その後、Singularデバイスモードガイドに従ってSingularをプロジェクトに追加してください。

    デバイスモード経由でイベントを送信する場合、RudderStackではどのイベントを破棄するか、または通過させるかを指定することもできます。詳細については、クライアント側イベントフィルタリングガイドを参照してください。

デバイスモード統合の追加

RudderStackでSingularをデスティネーションとして設定したら、統合するプラットフォームに応じて、以下の手順に従ってプロジェクトに追加します。

iOS iOS v2 Android React Native Cordova

iOSアプリにSingularを追加するには、以下の手順に従ってください:

  1. Podfileに以下の依存関係を追加します:

    ruby

    pod 'Singular-SDK', '11.0.4'
    pod 'Rudder-Singular', '1.0.0'
  2. 依存関係を追加した後、pod installコマンドを実行し、AppDelegate.mファイルに以下のインポートを追加する:

    Obj-C

    //Objective-C
    #import <rudder> #import <ruddersingularfactory.h>
  3. RSClientを初期化します:

    Obj-C

    //Objective-C
    RSConfigBuilder *configBuilder = [[RSConfigBuilder alloc] init]; [configBuilder withDataPlaneUrl:<data_plane_url>]; [configBuilder withFactory:[RudderSingularFactory instance]]; RSClient *rudderClient = [RSClient getInstance:<write_key> config:[configBuilder build]];

識別

デバイスモードの統合では、Singular SDKはRudderStackのidentifyメソッドを使用してユーザーIDをカスタムユーザーIDにマッピングします。RudderStackはSingularのsetCustomUserIdAPIを使用して、識別されたユーザーIDをSingularに転送します。

Android SDKとiOS SDKのidentifyコールのサンプルを以下に示します:

iOS (Obj-C) Android (Kotlin)
[[RSClient getInstance] identify:@"1hKOmRA4el9Zt1WSfVJIVo4GRlm"];

追跡

trackコールにより、あらゆるユーザーアクションとそれに関連するプロパティをキャプチャできます。各ユーザーアクションはイベントとみなされます。

カスタムイベントのトラッキング

カスタムtrackコールを使用すると、アプリで発生したカスタムイベントを追跡できます。RudderStackはこれらのコールをSingularに送信し、そこでカスタムポストインストールイベントとして処理され、関連するレポートで利用可能になります。

Android SDKとiOS SDKのカスタム・トラック・コールのサンプルを以下に示します:

iOS (Obj-C) Android (Kotlin)
[[RSClient getInstance] track:@"Product Reviewed" properties:@{
        @"product_id" : @"345676543",
        @"review_id" : @"123454387"
    }];

収益のトラッキング

Singularは収益イベントのトラッキングをサポートしています。収益プロパティ(ゼロ値を含む)を含むイベントが送信されるたびに、収益のトラッキングを実装します。オプションで、通貨フィールドをISOコードとして渡すこともできます。

デフォルトの通貨はUSDに設定されています。

収益トラックコールのサンプルを以下に示します:

iOS (Obj-C) Android (Kotlin)
[[RSClient getInstance] track:@"Order Completed" properties:@{
        @"revenue" : @1251,
        @"currency" : @"INR"
    }];

スクリーン

screenメソッドを使用すると、ユーザーがモバイル画面を見るたびに、関連するオプションのプロパティとともに記録できます。この呼び出しは、ウェブアプリケーションのページ呼び出しに似ていますが、モバイルデバイス専用です。

Android SDKとiOS SDKの両方のscreen呼び出しのサンプルを以下に示します:

iOS (Obj-C) Android (Kotlin)
[[RSClient sharedInstance] screen:@"Home" properties:@{
    @"category" : @"launcher"
}];

上記のスニペットでは、RudderStackは、画面に関する追加情報とともに、表示されている画面に関連するすべての情報をキャプチャします。

RudderStackはスクリーンイベントをカスタムイベントとしてSingularに送信する。

リセット

resetメソッドは、現在のユーザの ID をリセットし、新しい匿名セッションを作成します。このメソッドは、ユーザがログアウトするときに呼び出されます。

RudderStackはSingularのunsetCustomUserIdメソッドを呼び出して、ユーザのIDをリセットします。

Android と iOS SDK のリセット呼び出しのサンプルを以下に示します:

iOS (Obj-C) Android (Kotlin)
[[RSClient getInstance] reset];

SKAdNetwork(SKAN)サポートの実装

iOS SDKの初期化の前に以下のコードを追加して、SKAdNetwork統合のためのコントロールをSingularに与えます:

重要

  • 重要:manualSkanConversionManagement = trueを設定すると、コンバージョン値を手動で更新する必要があります。この場合、SingularのSKANモデルがあなたの代わりにCV値を更新することはできません。マネージド "モードを有効にするには、これを "false "に設定してください。
  • waitForTrackingAuthorizationWithTimeoutIntervalの設定は、あなたのアプリがiOS App Tracking Transparency(ATT) Promptを使用する場合にのみ使用してください。ATTを表示している場合は、この値を300に設定する必要があります。

Obj-C

[RudderSingularIntegration setSKANOptions:YES
        isManualSkanConversionManagementMode:NO
withWaitForTrackingAuthorizationWithTimeoutInterval:@300
        withConversionValueUpdatedHandler:^(NSInteger conversionValue){
    // Receive a callback whenever the Conversion Value is updated
    NSLog(@"SKAN handler %ld",conversionValue);
}];